東方明珠:468メートルのテレビ塔
「大珠小珠、玉盤に落つ」から
塔は直径9メートルの柱三本、宇宙船、上下の球体、五つの小球、塔座からなる。白居易の詩にある「大珠小珠、玉盤に落つ」から着想を得て、大きさの違う球を一本の軸に連ねた。1991年7月に基礎が着工し、1994年末にアンテナが付いて高さ468メートルに達した。

三つの展望層の選び方
上球体263メートルが主展望層で、259メートルには透明の空中回廊がある。長さ150メートル、幅2.15メートル、足元は黄浦江だ。宇宙船は351メートルの全透明ガラス回廊で、晴れた日は長江の河口まで見える。下球体90メートルは娯楽寄りで、仮想現実と体感型の乗り物が入っており、子ども連れなら一時間はここで消える。

塔座の中の都市史
塔座の中は上海城市歴史発展陳列館で、面積約1万平方メートル。文物、模型、復元場面で、開港から現在までの六千年をたどる。たいてい素通りされるが、雨でエレベーターが混む日は、先にここを見るほうが時間を節約できる。

回転レストランと球体の夜景
上球体の回転レストランは267メートルにあり、500人が同時に食事できる。中国料理と西洋料理のビュッフェで、一周約一時間、外灘と陸家嘴を順に眺められる。塔は毎晩ライトアップされ、2018年に発光ダイオードへ替えてからは動きのある照明になった。水面に映る球体は対岸から最も多く撮られる光景だ。

チケットの買い方
大人220元で上球体、下球体、陳列館が含まれる。宇宙船は別に100元。子どもと高齢者は110元。220元の組み合わせで十分で、351メートルに長くいたい人だけ宇宙船を足せばよい。夜八時を過ぎると列はかなり短くなるが、照明が最もよいのは七時から八時の間だ。

アクセスと組み合わせ
地下鉄2号線か14号線「陸家嘴駅」2番出口を出れば目の前だ。塔の下の駐車場は狭いので地下鉄がよい。見終えたら浜江大道を北へ上海中心の方まで歩けば、ずっと川の眺めが続く。フェリーで外灘へ戻れば、2元で全く違う角度が手に入る。

東方明珠は上海で最も高い塔ではない。だが場所の取り方は最もうまい。263メートルの透明回廊、351メートルの宇宙船、そして塔の下に遮るもののない川岸。外灘の対岸で最も揃った眺めがここにある。
実用情報
- 営業時間:毎日8:00-22:00(21:30入場締切)。
- 料金:大人220元(上球体、下球体、陳列館を含む)。宇宙船は別に100元、子どもと高齢者は110元。
- アクセス:地下鉄2号線・14号線「陸家嘴駅」2番出口すぐ。
- 駐車:塔下の駐車場は台数が少ないので公共交通が楽。
- ひとこと:夕方七時から八時に上がれば日景と夜景を一度に取れる。帰りはフェリーで外灘へ。